ウルフ・ブー・フーがめちゃくちゃいいよなって話

許斐先生のティーチイン見て、ウルフ・ブー・フーがめちゃくちゃいいなと思ったのでいいなと思ったところを書きます



俊足のフー、怪力のブー


悪役を能無しには書かないことで有名な許斐先生なんですけど、今回の悪役もそうだった。テニスの王子様はきっちり強い悪役をクソ生意気な越前リョーマが倒すのが面白い漫画なので、ちゃんと今回の映画にもちゃんと入ってた。


まず「俊足の」フー、「怪力の」ブーはちゃんとその二つ名に違わない活躍を見せてくれた。屋上まで追い詰める際に、俊足のフーはきっちりその俊足を活かして、越前・竜崎を追い詰めそうになっているし、怪力のブーは大豆がぎっしり入った樽を持ち上げたり。しかもあのシーンは桜乃ちゃんの機転が無ければふつ〜にフーとブーが二人を捕まえてたと思うので、お間抜けさんな所もありつつ、ちゃんと仕事は出来るんですよね。この二人。


じゃあ一体ウルフは何したんですか?ってなるんですけど、


ティーチインの内容で

「ハイスクール時代、マフィアの娘で煙たがられていたエメラルドさんに、積極的に一緒に居たのが3人、特にウルフ」「教会のシーンでは二人の歌に聞き惚れて朝まで待ってあげた」という旨があり、作中でも「(越前と桜乃を)連れてきたのか!」というエメさんに「いや、こいつが自分で」と正直に言っちゃってる。別に自分の手柄にしてもバレやしないのに。


ただの同級生、友人でしかないのに、荒れまくってるエメラルドに付き合ってずっと一緒にいるウルフ、作中の誰より正直者で優しいんですよね。エメさんがなんやかんや約束に正直なところも、お仕置きと称しながらフー・ブーにラケットを渡して一方的な蹂躙にはしてないところ、マフィアとはいえ完全に腐りきってないのはウルフとずっと一緒に居て影響もあるんじゃないかなと思います。ウルフはいいぞ……